29/05/15

久しぶりに夢に出てきた。以前住んでいたアパートにいて、私はグラスを洗っていた。

流しには食器が自分の分しかない、悲しい気持ちになり、お夕飯について聞く。

聞くと、オレンジジュースが飲みたいそうだ。泣きそうになりながら、一緒にお夕飯を食べてほしい、とお願いして、目が覚めた。

一人の食卓にようやく慣れてきたところなのに、なんで出てくるのか、勘弁願いたい。ちょっと食事が心の大きいところ占めすぎなのでは。

 

ひねくれ者の話

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「いるんだ、こういうひねくれたやつが」と父。母「そんなんじゃ結婚はしばらく先だ」。

連休を利用して山登りをしてきた。その帰り道に実家によったら、このように言われてしまった。

ひねくれ者の意味がわからなかったので調べると「性質が素直でなく、ねじけている」ということで、素直さとは「飾り気がなく、ありのままである人」の事であるそうだ。

なるほど私は飾り気に満ちている。一人で山に登り、映画を見に行くのは、誘いが断られるのは怖いし、楽しい時間を提供できなかった場合、相手に申し訳ないと考えるからだ。それは気遣いなどではなく、気の置けない友人がいないからであり、友人がいないのは、他人に良く思われたいあまりに、良いと感じる自分であろうと、常にどこかわざとらしくなり、自然な態度で他人に接することができていないからだろう。

確かに私はひねくれ者だ。

 

まるで山田詠美の小説に出てくる女の子のように、癖のようになってしまったこの性質は、ひねくれ者のそれであるらしいため、意識して自然な私であろうとしなければならないらしい。

今度はそれで困ったことになる予感がするけど、少しは楽になるだろうか。誰かといるほうが楽しいのは良く知っているから。

例えば小さなネックレスの事

「例えば彼女は小さなピラミッドのついたネックレスを大変気に入っていて、たぶん真鍮か何かでできていて、金色のネックレスなんだけど。とても似合っていたから僕は金色の棒みたいなのがついたネックレスをプレゼントしたんだけど。デートの時なんかにはつけてくれたりして嬉しかったんだけどね。」

 

「今は、もっと色のついた、深緑とか、ワインレッドとか、それで球体とか。そういう全然違う要素の物をあげた方が喜んだのかなあと思うのよ。」